ローリングストックの方法と量とは?地震の在宅避難対策

ローリングストックの必要性

南海トラフ地震は規模がM8~9の想定ですが、最大級の地震が来た場合、物流の復旧、電気やガスなどのライフラインの復旧に時間がかかるとされています。
地域別のライフライン復旧予測

そこで一人一人が1週間程度、自宅で避難生活を送れるように備蓄しておく必要があります。

備蓄は食料品だけではありません。
トイレットペーパーやティッシュ、歯磨き粉のような日用品
ペットの飼育に必要な餌、トイレ用品
電池など
私たちが日常で使っていて買えなくなると困るものです。

ローリングストックの方法

基本は、普段使っているものを多めに買っておき、古いものから順に使っていくことです。
なにも特別なことは必要ありません。

いずれ消費するものを多めに買ってストックするだけなのでまったく無駄な費用がかかりません。
あえてデメリットをあげれば、ストック量が多くなると置く場所に苦労することです。
また食品だと賞味期限があるので管理が多少面倒です。

ローリングストックする物と量の目安

必要なものは家庭や家族によって違います。
高齢者がいる場合は、介護食や入れ歯洗浄剤、おむつや薬など
赤ちゃんがいる場合は、粉ミルクやおしりふき、おむつ、離乳食など

基本リスト
リストの中でいつも家庭で使っているものをストックしましょう。

ローリングストックするもの

食料
主食になるもの 米・乾めん類・カップ麺・シリアル・餅・レトルトパックごはん
レトルト、缶詰、
調味料、ふりかけ、粉末のだし、かつお節、いりこ
お菓子、スナック菓子、飴、ガム
冷凍食品、肉・魚
芋、野菜、乾物(豆・海草など)

飲料
水、コーヒー、ジュース、お茶パック、アルコール

日用品
ティッシュ、トイレットペーパー、生理用品、おむつ
ビニール袋、歯磨き粉、せっけん、洗剤、
キッチンペーパー、ラップ、

その他
単3電池、単1電池、充電池、カセットボンベ、モバイルバッテリー、
市販薬、病院の薬
キャットフード、ドッグフード、猫砂、トイレシート、

介護用品・ベビー用品
おむつ、おしりふき、粉ミルク、

いつも使っているものをストックしましょう。
無理して使わないものを買い集めると、期限が切れたときに捨てるのがもったいなくて長続きしません。

レトルトを食べない家ならわざわざ買わなくていいですし、単1電池を使う機会がない家庭ならいつも必要な電池を余分に買えば良いのです。(ただ水だけは、飲む習慣がなくても1人あたり1ケースストックほどしておくことをおすすめします)

ストックする量

本当は、何を何個買えば1週間分などと例を示せればよいのですが、家庭によって必要なものがあまりに違うので例が作れませんでした。

そこでわかりやすい目安を考えました。

まず現在家にある日用品や食料品の量の2倍を目指してストックします。
たとえばティッシュがいつも1ケース(5箱)あるなら、常に2ケースあるように買い足します。

慣れたら消費の早い物を3倍ストックするようにします。
たとえば、米はすぐなくなる(例:1週間に5キロを1袋食べる)
という場合はいつでも3袋備蓄するようにします。

消費が遅いもの、(例:歯磨き粉は2ヶ月に1回しかなくならない)
という場合は、2倍(常に未開封が2つ)家にあるようにします。

最初のうちは買い忘れて気がついたらストック分を使っていた、なんてこともあります。
でも慣れてくれば自然にストックに手を出す前に買い足せるようになります。

たくさん買い込んでもいずれ使うものなので無駄になりません。
賞味期限や使用期限が半年、1年あるものなら1ヶ月分買い込んでも何の問題もありません。

大災害でもローリングストックは役立つ?

大地震が来たら自宅が壊れて避難するのでローリングストックしても意味がないのではと思う方もいると思います。

しかし南海トラフ地震のような大災害でも、家が全壊して住めなくなってしまうのは一部です。
(最大級の見積もりで全壊は240万軒)

またライフライン停止がずっと続くわけではありません。
(一番被害が予想される東海3県(静岡・愛知・三重)で
地震の1週間後に、断水50%解消、停電90%解消、ガス停止2割解消、通信9割解消)

多くの家庭では、全壊することなくライフラインが数日~2週間程度止まる被害だと予想されます。

地震発生後、1週間~1ヶ月、ライフラインが正常になったものの、買い占めや物流混乱で「物」だけが不足する事態が考えられます。

政府は1週間分の備蓄を推奨していますが、不安による買い占め・買い込みすぎによる品不足の長期化を考えると、必需品は2週間~1ヶ月のストックがあったほうが安全だと思います。

ローリングストックは巨大地震以外でも役に立つ

普段必要なものが急に手に入らなくなってしまうのは、大地震だけではありません。
新型インフルエンザがはやって外出できなくなったとき、
土砂災害、
台風シーズン、
大雪
様々な危険があります。

ローリングストックのまとめ

デメリット(収納場所取る・管理が面倒)
メリット(防災用品と違って金銭的なリスクはない)

方法:普段使うものを2倍以上家庭にストックする

普段使わなくてもストックしておいた方がいい物
ペットボトル水 1人12リットル
米 1人2キロ
ガスコンロとボンベ

ローリングストックが長続きしないという方へ

ローリングストックはコツがあります。
それは、いつも使っているものを少し余分に蓄えておくということです。
普段使わないものはローリングストックしないことです。
「期限が切れた時に使えない」というものはストックしないのが一番です。

ローリングストックだからといって
普段乾パンや缶詰を食べないのに買い込む
普段使わないものをストックする

これだと賞味期限が切れて捨てるのがもったいなくなり、長続きしません。
缶詰を食べる習慣がないなら、缶詰をローリングストックする必要はありません。
いつも食べるもの、使うものを買い置きすればよいのです。

お菓子をいつも食べるなら、お菓子を1ヶ月分買い置きしておけばいいのです。
カップめんが好きなら、カップ麺を30個買い置きしておけばいいのです。

ウェットティッシュは使わないという方なら、ティッシュと水をローリングストックすればいいのです。

ただ、水だけはどんな方でもストックするのをおすすめします。
最低1人1ケースは買い置きしておいた方がいいですね。
私はペットボトルの水を飲む習慣が全くありませんが、ローリングストックしています。
2日飲まないと人はアウトですので。

では水をどうやって使っているかというと、ポットのお湯・米を炊く水にしてしまいます。
期限が近づいたり切れたりしたら、ポットにそのまま注ぎ込みます。

賞味期限が切れたらどうする?
私もちょくちょく切らしています。
水は賞味期限が6ヶ月越えても飲めます。(体験済み)
米は8ヶ月はもちます。(とてもまずいですが)
ポテトチップスなどのスナック類、カップ麺類は2ヶ月くらいならまあおいしく食べられます
なるべく賞味期限が切れないように保管するのが大切ですが・・

一番無駄なのは、中途半端に1回だけやってあとは放置してしまうことです。
できることからやっていきましょう。

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